房総も半ば ‐‐出東京記‐‐

17日付けのブログで、「なぜか房総、房総サンセット、、、、」と
ほとんど何の脈絡も説明もなしに、いきなり始まってしまったこの房総生活報告であるが、
そも、我々はいかにして房総生活にいたったのか、、、。
いかにして我々の「出東京記」は始まっていったのかをお伝えする。
思い起こせば、予兆は今年の春ごろからあったのだ。
まずはなんといっても仕事だ。
これがいろんな意味合いにおいて、大きな曲がり角に来ているらしい、ということ、、。
もちろん、世の中自体がむちゃくちゃな不況に陥っているため、
その波は否応なく我々末端業者をも飲み込むことになり、、、ざっぱああーん、、、、
その結果、これまでの仕事のやり方を変更せざるをえなくなってしまったというのが、正直なところ、その一因ではある。
でも、まあ、僕の場合そうでなくても、
仕事においては、10年に一度くらいの割合で、大きな転換期を経てきたのだった。
なんせ、マンガ、イラストレータとして出発して以来、
関わってきた仕事は、音楽、映画などの評論、エッセイ、雑誌の編集、ライター、デザイン全般、
ファッション・エディター、レコードジャケットや写真集のアート・ディレクション、プロモーション・ビデオなどの映像監督、
2Dまたは3DのCG制作、CD-Romなどのマルチメディア・コンテンツのアート・ディレクション、オーサリング及び制作、
WEBなどのデジタル・コンテンツのアート・ディレクション及び企画、制作などなど等等等、、、、。
実にお恥ずかしい限りの節操なき職歴ではあるが、でも仕様がない。
そうやって来ちゃったのだ。
で、この30年間に及ぶ無節操な職歴を俯瞰して見てみると、、、
どうやらそれは、10年に一度くらいの割合で大きく転換しているような気がする。
「アナログ」から「デジタル」へ、「個人ワーク」から「プロジェクトワーク」へ、、、と。
そこで、私は考えた。
ひょっとしたら今回も、次なるステップに向けての大いなる転換期なのではあるまいか、、、
いや、そうに違いない。そうかもしれない、きっとそうだ。
そうだと信じて突っ走るしかない。
だって、今までだって、そうやって来ちゃったんだから、、、。
という訳で、転換にかけるこの思いが、最初に述べた「出東京」へと、ダイレクトにつながる事となる。
この際、仕事の転換に伴い、我々の都市型ライフスタイルも、あるいは別のライフスタイルに変える時期なのではないか、、、、。
もちろん、それ以外にも様々な複数の要因が絡んではいるのだが、
そうやって、我々の「脱東京計画」はまことしやかに、あるいはナシクズシ的に進んでいったのである。
そう言えば10年ほど前にも一度、トウキョウ脱出を試みたことがある。
そのときは、逗子、葉山あたりに居を移そうと、そっち方面の物件を探し、
場所も決まり、話もある程度まとまりかけたのだが、、、、、
とある事情から、結局それは実現化する事はなく終わってしまった。
今思えば、まだ機が熟していなかったのかもしれない。
で、今回は湘南ではなく、なぜか房総あたりが引っかかった。
ネットで色々と情報を集めているうちに、
「あれれ、、、ひょっとして、ひょっとしたら、、、千葉ってアリなのおー?」って感じで
どんどん頭の中のエクソダス願望は、東を目指して盛り上がっていく。
なんせ、東京から近い割りに、海あり里山ありでスローライフ感も満載、なおかつ、家賃も物件価格もリーズナブルそうだ。
その上に、拍車をかけたのが、「アクアライン800円」だった!!
この制度は、約2年半の間の実験制度だという事だが、
それにしても、今まで3000円もかかって見向きもされなかったアクアライン通行料が
なんと、いきなりの800円というダンピング価格!
これは利用しない手はないかも!かも!かも!!!
と、東京湾の向こう、房総半島を熱く見つめる我々にとっては、
「アクアライン800円」が、さながら杖を振り上げたモーゼによって
真っ二つに割られた紅海のように思えたのであった(ちょっとおおげさ)。
という訳で、夏の間に何度か外房や内房を訪れ「ああ、、こんな感じなのね」と確認しつつ、
それ以外はいつも通りネットで、情報探しをする日々。
意気込みはあるものの、このままでは、我々の「出東京記」はなかなか具体的に実現化しそうになかった。
だが、そんな時、ネット上にある情報を発見した。
なんと!外房のある町が、東京からの移住者を呼び込む為、その実証実験もかねて
「一ヶ月の間、ためしに移住してみませんか?」と呼びかけている。
なんでも、町が用意した家を、ほとんど無料で一ヶ月借りられるとのこと、
町では「移住コンシェルジェ」なるものも設置し、いろいろと相談にも乗ってくれるらしい、、、。
これは、まるで、我々のためにあるような企画ではないか!と、
ダメもとで早速応募してみたのであった。
で、それが当たってしまった。
同じようなことを考える人も多いらしく、応募総数は120組にも上ったらしいが、
なんと、その狭き門をくぐりぬけてしまったらしい、、、。
という事で、
「なぜか房総、房総サンセット、、、、」と、なったという次第、、、。
さてさて、長くなってしまったが、これが期間限定房総ステイに至った事のあらましである。
リアルな房総生活を送る上で、揺れる部分も多々あり、
ほんとに「ココでやってけんのおー」「ほんとにこんな生活やってけんのおー」と思う端から、
「ああ、、、いい所だなあ、、、」「ココでこんな生活をしてみたいなあ、、、」と思ってみたり、
日々あっちゃこっちゃする思いに翻弄される今日この頃である。
仕事の都合で東京と行ったりきたりで、なかなか落ち着かないのだが、
期間限定の房総生活も残すところ半月、
「半(出東京)体験」を今少し、注意深く味わってみようと思っている。
イラテック2号による「房総便り」はこちら>>
ラベル: 雑記




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