2009/10/02

「ロボッツ・アワー」

今回は過去の作品自己レビュー(恥しらず!)の第一回目。
30年前のマンガ作品「ロボッツ・アワー」をご紹介 。
ま、ほとんどの人がそんな作品ご存じないでしょうから、お時間のある人は、まず読んでみてください。
Yla PortfolioのComic のコーナーに新規追加してあります。
「オンラインコミックを読む」ボタンをポチッと押してもらうと、ビューアが開いてマンガが読めるようになっております。
ちなみに、まだまだ少ないですが、他に2作品(地図と記号Modern Detective Story #1「一対のガーゴイル」 )をアップしてありますので、そちらもよろしかったらゼヒ。
つーことで「ロボッツ・アワー」。

それ以前にも音楽雑誌などで、音楽評論の合わせ技としてマンガを発表したりはしていたんだけれど、
ちゃんとしたマンガのデビュー作品というのは、1979年の6月号の「ガロ」に入選掲載された「モダン・ラヴァーズ」になる。
この「ロボッツ・アワー」はその次に描いた、実質的なマンガデビュー2作目の作品。
Portfolioの作品紹介のところでも書いているけれど、
描きたいテーマで描いた「モダン・ラヴァーズ」が入選作品として認められたという嬉しさもあって、
鉄は熱いうちに打てとばかりに(たとえ違うか?)早速描いたのがこのマンガ。
描きたかったテーマは機械(あるいはテクノロジー、コンピュータ)と人間、
デジタルとアナログ、クールとホット、、、、それらの対立と邂逅、、、、みたいな感じで、
これ以後も、そんなテーマで描きる続けるうちに、やがて「テクノなマンガ家登場」などと評されたりもした。

改めてみると、あまりにも絵がヘタクソで悲しくなっちゃうし、
そういうスタイルということを割り引いて見ても、あまりにもヒドイ描きこみの浅さ、、
そのわりには細かい所のグラフィカルな遊びは、実に楽しそうにいろいろとやっている。
ま、ようするにバランスが悪いわけで、これぞまさしく、若気のいたりといった感じね。
でも、当時こういう感じのグラフィカルな絵柄をマンガに持ち込んだのは珍しかったらしく、
そのへんも「テクノなマンガ家」と呼ばれた所以なワケです。

さて、この作品についてのこぼれ話をひとつ。

僕の作品(特に初期の)の登場人物の名前やキャラクター造形は、
身近な友人のものを借りたりする事がわりと多かったんだけれど、
この作品の童話や小説を書くロボット「シューへー君」もまさしく、それ。
当時親しくさせていただいていた絵本作家、長谷川集平氏のお名前を拝借した。
ちなみに登場人物の女の子の名前「クミコ」も、集平ちゃんの奥さん(くんちゃん)のお名前を拝借。

長谷川集平氏とは、なかなか不思議なご縁で、30年前のある日、高円寺の銭湯で再会した。

長谷川集平氏は僕と同じく姫路市出身の先輩。
氏の弟君が僕の高校の後輩だったり、ともに姫路のローカルな音楽シーンに
関わっていたりということで、それとなく面識はあった。
その後氏は上京、武蔵野美術大学に進んだが、
絵本「はせがわくんきらいや」を発表、創作えほん新人賞を獲得し、世の注目を集める事になる。
それを風のうわさで聞きながら、僕はレコード屋のバイトに精を出す日々をすごしていた。
で、なぜかある日、そんな二人が通っていた銭湯でばったり出くわすことになる。
お互い裸で「ええーーーっ!!なんでこんな所に!?」状態で再会した我々、
後で事情がわかれば、たまたま共に近くに住んでいた訳なんだけれども、
偶然といえばなんたる偶然、、、、、
ま、でも、縁とはそういうもんでしょう、、、、ね。

さて、その後、僕もマンガを描いたり、イラストの仕事を始めたりする訳であるが、
それについても、集平ちゃんには本当にいろいろとお世話になった。
印刷などのノウハウがまったくない僕に、イラスト入稿の仕方を一から教えていただいたり、
新人イラストレータ発掘をする雑誌を紹介してもらったり、、、と
ほんと、ここではとても書きつくせない程お世話になった。
ほんとうにありがとうございます。

長谷川集平氏はその後、東京から長崎に居を移し、現在も絵本を描いたり、バンド活動をしたりしておられる様子。
久しぶりにお会いしたいなあ、、、、。

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